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電子カルテの利点と問題点
〜〜〜電子カルテの光と影〜〜〜


 H17年10月現在で電子カルテを導入している病院は全国で626病院とのことです。
ただし、従来の紙カルテと併用している病院が約半数あるそうです。

 電子カルテには、たっくさんの利点と、ごくわずかですが欠点もあります。

「電子カルテのメリットとデメリット」についてまとめてみました。
2007/7/10記載 2014/4/15加筆

【電子カルテの利点】


・電子カルテのソフト・ハードメーカーが儲かる(最大の利点)。

・字が汚くても大丈夫。漢字を知らなくても恥ずかしくない。

・検査結果をカルテにはる手間が省ける。

・血液検査の結果を時系列で見られる(ただしオーダリングシステムでも十分可能です)。

・レントゲンを袋から出す手間が省ける。
   →シャーカステンの電気代がかからずとってもエコ。
    シャーカステンの電球交換の頻度が激減します。

・診察が終わってから会計までの時間が短くなる。

・患者様の顔をあまりみなくてもよい。

・導入している病院の院長は導入していない病院の院長に自慢できる(普通、院長は自分で電子カルテを使わないのでどんなものか理解していないことが多いです...)。

・患者様の少ない診療所では、なんだか仕事をたくさんやった気分になれる。

・同じ科で2診以上あれば、電子カルテの入力が遅いせいにして、ゆったり診察できる。

・カルテ庫に放火されて火事になっても大丈夫。

【電子カルテの問題点】


・コストが高い(導入、メンテナンス、電気代、買い替えなど)。

・患者さまでなくコンピューターと向き合った医療になる。
   逆に対人恐怖症の強い患者様やDrにとってはよいかも。

・システムダウンするとお手上げ(院内は大混乱して傍観者がみると思わず笑ってしまうくらいにすごい状態になります)。

・民間病院では、最も労働単価が高く人不足である医師の仕事が増え、事務職の仕事が減る(ただでさえ医者不足なのに...)。
ただし、大学病院では無給医局員・大学院生・後期研修医などは事務職よりも給料が安いので、よいかもしれません。

・入力に時間がかかるので(特にパソコンやキーボード操作に不慣れな人)、時間あたりに診察できる患者数が減る。
その結果、病院の減収、予約外の患者様がくると診察までの待ち時間が長くなる。
利点としては、待合室のイスの数が少なくてすむ、外来患者様用の駐車場が少なくてすみます。また、病院勤務医は外来患者数を減らしたい欲求が増えるので、病診連携の逆紹介が増える。

・コンピュータ・ネットワークが遅い
(医療画像のファイルサイズはやたらでかい→マイケル・ムーアの法則が解決してくれるでしょうが...)。

・長期間使っていると、コンピュータ・ネットワークの反応速度がだんだん遅くなる。

・パソコンが不得意な人は操作にとっても時間がかかる。
  →ある人曰く 『パソコンも使えない医者は医者を辞めればよい』そうです。
   逆に、パソコンが超得意な開業医の先生が自院に導入するのは習熟度曲線からは悪くないかと。

・救急患者さんの場合は最初に紙に書いて落ち着いたらあとからコンピューターに入力する必要がある。

・転勤してすぐの人・パート職員・パートの当直医などがソフトの使い方を覚えるのがとても大変。
各メーカーの電カルソフトの操作方法・インターへイスを統一すべきと思いますが...(医師の多くは何度も転勤し、いろんな病院で当直します)。

・紙カルテのようにすらすらめくって閲覧できない。

・セキュリティーの問題。

・簡単に個人情報を閲覧できる。
たとえログがとられていても、病院にいるSE(システムエンジニア)は忙しいので相当な問題がおきない限りログのチェックなどしない。
逆に、個人情報の情報公開???が進む...。

・約束処方(セット処方)やセット検査が増える(同じような処方ばかりになる)

・停電に弱い。

・雷が鳴るとドキドキ(わくわく?)する。

・東京直下型地震・東海・東南海・南海地震、富士山大爆発で停電がおきると、電子カルテは使用できなくなり、過去のカルテの閲覧もできなくなる。

・VDT障害のリスク。
眼が悪くなったり、涙が少なくしょぼしょぼして、車通勤の先生では自動車事故が増えて、鬼籍に入られたり、大怪我をする可能性が増えることは完全には否定できません...(^_^;
逆に、利点として、桶屋が儲かるかも知れません...
(1)電子カルテが普及→(2)VDT障害が増え、目が悪くなる人が増える→(3)三味線で生計を立てる人が増え→(4)ネコちゃんの皮の需要が増え→(5)ネコちゃんが減る→(6)ネズミが増える→(7)ネズミが桶をかじる→(8)桶がよく売れるようになり→(9)「桶屋が儲かる」という利点もあります(長文失礼しました...(_ _)))



::: 雑記 :::

「電子カルテは、国策」

昭和20年以降、現在まで、日本は実質的に米国の植民地です。
宗主国・米国は、植民地政府(=日本政府)に対し、
「2008年規制改革要望書」
http://japan.usembassy.gov/pdfs/wwwf-regref20081015.pdf
で、電子カルテの導入を早急にするように要望してきています。

「日本の医療機関への電子カルテ導入は、米国の国策」です。

日本政府も、再び原爆を落とされたり、日本海溝に原爆兵器を使用されるのはかなわないので、電子カルテ推進運動はこれからもマスコミ等を通じて積極的に行われることでしょう。

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