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医学つれづれ〜〜〜♪

【アモバン】

日本では「アモバン」だが、諸外国では「イモバン(Imovane)」という名称である。

【子宮筋腫】

35歳以上の女性の20-40%に発生。そのうち症候性で治療を要するのは10-20%程度。

【肥満に随伴することが知られている妊娠合併症】

妊娠糖尿病、妊娠関連高血圧、早産、帝王切開、肩甲難産、巨大児

妊産婦の死亡は日本では、年間60〜80件。
脳性麻痺は日本では年間2000件くらい。

【大豆イソフラボン配合食品は、妊婦・子どもは摂取しない方がよい】

大豆イソフラボン配合食品、妊婦・子ども「推奨せず」

 大豆に含まれる栄養成分「大豆イソフラボン」を配合した特定保健用食品について、内閣府食品安全委員会の専門調査会は9日、妊婦や子どもの摂取は「推奨できない」とする安全性評価をまとめた。

 男性や妊婦以外の女性は、ふだんの食事以外に追加して摂取する上限量の目安を「1日30ミリ・グラム」とした。ただし、大豆食品自体は「たんぱく質源として健康的」とし、安全性に問題はないとしている。

 大豆イソフラボンは女性ホルモンと似た働きがあり、骨粗しょう症や乳がん、更年期障害などの予防に役立つとされ、特定保健用食品のほか、サプリメント(栄養補助食品)としても市販されている。

 しかし、海外での研究によると、大豆イソフラボンの錠剤を5年間にわたって毎日150ミリ・グラム摂取した女性に、健康上の問題はないものの、子宮内膜が増える影響が見られた。さらに、妊娠した実験動物に大量投与した場合、子宮や胎児の生殖機能に異常がみられたことなども報告された。

 このため、同調査会で検討を始め、妊婦や子どもが健康食品として毎日摂取した場合、安全性や健康上の利益が科学的に証明できないと結論付けた。
(読売新聞)2006年3月9日

【デプロメール・ルボックスとコーヒー】

SSRIのデプロメール=ルボックスは、CYP1A2を強く阻害する。
コーヒーはCYP1A2で代謝されるので、デプロメールとコーヒーを併用すると、コーヒーのAUCは約4倍になり、半減期は約5倍延長する。

また、テオフィリンもCYP1A2で代謝されるので、デプロメールとテオフィリン製剤の併用する場合は、テオフィリンの投与量を1/3にする必要がある。

【不安障害】

全成人の約15%が不安障害に罹患している。

アルコール依存症患者の半数が不安障害に罹患している可能性がある。

【薬剤性過敏症症候群】

Drug-induced hypersensitivity syndrome=DIHS
症状:薬剤服用後みられる重症型の薬疹で、紅斑・38℃以上の発熱・感冒様症状(咽頭痛、全身倦怠感、食思不振)・リンパ節腫脹などがみられる。
発症時期:薬剤服用後2〜6週間で症状発現することが多いが、数年服用後に発症することもある。
原因薬剤:抗痙攣薬(テグレトール、アレビアチン、フェノバール、エクセグラン)、アロプリノール、サラゾピリン、メキシチール、ミノマイシンなどで多い。
血液検査:WBC↑(初期にはWBC↓)、好酸球↑、異型リンパ球の出現。CRP↑、肝機能障害、腎機能障害、初期にはIgG・IgM・IgAが減少、
原因:HHV-6の再活性化
経過:原因薬剤中止後も、軽快するまで1ヶ月以上かかる
治療:皮膚科に紹介。PSL 0.5〜1.0mg/kgでゆっくり漸減する。

【タバコ1本の寿命短縮効果】

タバコを1本吸うと、寿命が約7分短くなる。
タバコを吸うと、肺癌・喉頭癌などの悪性腫瘍や、COPDや、心筋梗塞の罹患率が上昇し、そのため、生命予後が悪くなる。
タバコによる寿命短縮効果については、世界各地で疫学研究がされていますが、タバコ1本に換算するとおおむね7分寿命が短くなります。

【乾癬と心血管疾患のリスク】

乾癬では、心血管系疾患のリスクが約2倍高い。

【アレルギー性鼻炎】

麻黄附子細辛湯が小青竜湯よりもよくきく。

【咳喘息とアトピー咳嗽】

両者とも慢性の咳嗽がみられるが、

・咳喘息
気管支拡張薬(β刺激薬吸入、テオフィリン)が有効。
気道過敏性が亢進している。
40%の例で気管支喘息へ移行するとの報告がある。

・アトピー咳嗽
気管支拡張薬が無効。 ヒスタミンH1拮抗剤が有効。
気道過敏性は亢進していない。咳受容体の感受性が亢進して咳がでる。
気管支喘息への移行はまれ。

両者とも、吸入ステロイドは有効。

【COPDの疫学】

日本では、COPDは40歳以上の総人口の8.5%、約530万人と推定されているが(NICE, Nippon COPD Epidemiology)、COPDの90%は診断されておらず、治療を受けている患者はCOPDの約10%といわれている。

日本での喘息死は年間約3000人。

【片頭痛】

中学生の5%に片頭痛が疑われたとの報告あり

【MCI(Mild Cognitive Impairment)】

認知症の前段階。
記憶障害はあるが(年齢平均の1.5SD以下)、日常生活活動は正常、全般的な認知機能は正常。
MRI:海馬の萎縮がある。
脳血流SPECT:帯状回後部や、頭頂葉から側頭葉にかけて血流低下することが多い。

【パーキンソン病】

発症年齢が若い患者、レボドパで十分な効果が得られない患者、および対称性の症状を有する患者は、パーキンソン病でなくパーキンソン症候群である可能性が高い。
逆に、レボドパの単回用量によって明らかな効果が認められる患者は、パーキンソン病である可能性が高い。

進行速度が速いことの危険因子:発症年齢が高い、男性、初期症状が固縮と無動。

視床下核のDBS(深部脳刺激):
運動機能・motor fluctuation・ジスキネジアを改善。薬剤の減量に有用。

パーキンソン病患者の70%はうつ病

【ビ・シフロール】

前兆のない突発的睡眠や傾眠がみられることがある。高所作業、車の運転は禁忌!!!
ドパミンアゴニスト。

【神経痛の薬】

第一選択:三環系抗うつ薬
第二選択:メキシチール
第三選択:カルバマゼピン、フェニトイン

【バリスムスの治療薬】

グラマリール、セレネース、テグレトール、セルシン

ドネペジルやガランタミン
アセチルコリンエステラーゼ阻害剤。脳内でのアセチルコリン濃度を高める。
アルツハイマー病の治療薬として開発された。

 ネズミにモルヒネやコカインを連日与えると、与えられる場所を記憶して、麻薬が与えられなくてもその場所に好んで行くようになる。運動量も激増する。ネズミにドネペジルなどの薬を与えてから麻薬を与えると、場所の好みや運動量の増加が起こらず、薬で麻薬への依存や中毒症状が抑えられることが分かった。

 ドネペジル(商品名・アリセプト)は日本や米国で一番よく使われているアルツハイマー病治療薬。
(平成15年7月18日 朝日新聞)

ADでは、アセチルコリン,ノルエピネフリン,セロトニンなど様々な神経伝達物質が低下する。
記憶障害や認知機能の低下とコリン作動性ニューロンの変性が密接に関連する。

【アリセプト】

半減期が70〜80時間
効果は短期的効果(数ヵ月から 1 年の間症状を改善する効果)と長期的効果(それ以降の症状進行を抑制する効果)に分けて考えることができる。短期的効果は、投与後3週頃から発現するが、疾患の進行自体を止めるわけではなく症状の改善は数ヶ月間に限られるものであることを家族に説明しておく必要がある。

長期効果:2年で進行する症状を3年程度に、3年で進行する症状を5年程度に引き伸ばすことができる。

塩酸ドネペジルによって改善した生活上の行動
・置き忘れが減った・会話の疎通性がよくなった・簡単な食事の準備ができるようになった・買物に行ってもきちんと帰れるようになった・時間や日付が言えるようになった・思い出すまでの時間が短くなった・自分から散歩や買物に行くようになった・自分から気づいて草取りをするようになった。

高度のアルツハイマー型痴呆に対する塩酸ドネペジルの効果
塩酸ドネペジルに認可されている効能・効果は、軽症と中等症の AD に対しての痴呆症状の進行抑制である。現時点で、高度の AD に対しての適応は認められていない。
しかし欧米で行われた臨床試験では有効性を示す結果が得られている。標準化した Mini MentalState Examination (sMMSE)で 5〜17点の中等症から重症ADの290名を対象として、24週間の二重盲検比較試験が行われた。Clinician's Interview-Based Impression ofChange Plus Caregiver Input (CIBIC-Plus)による全般的な改善度や、sMMSE や SevereImpairment Battery (SIB)による認知障害の改善度、Disability Assessment for Dementia(DAD)による全般機能、Neuropsychiatric Inventory (NPI)による周辺症状(いわゆる精神症状や行動症候)など、いずれの評価においても有意な効果が認められた。また試験開始時点の認知障害の程度(sMMSE による)と治療効果との間には相互作用を認めず、重症になったからといって治療効果が減少するわけではなかった。また sMMSE が 5〜12点のより重症 AD 患者を対象としたデータでも、効果が認められた。

【脳動静脈奇形】

人口10万人あたり年間1〜2人の発見率。
約80%は50歳未満であり、その内の約20%を20歳未満が占める。
本症は青少年で脳出血を起こす疾患として知られ、男女比は2:1で男性に多くみられる。

特徴:本症では、毛細血管を介さず高い圧の動脈血が直接静脈へ流れ込むため、静脈は著しく拡張する。そのため、動静脈奇形はあたかも大小無数の蛇が絡み合った塊のように見える。
症状:脳出血による発症が約60%、痙攣が約20%、麻痺や視野障害などの神経症状で発症するものが約20%。出血発作のピークは15〜20歳。

治療:大きな脳内血腫を伴う場合には、救命のために緊急手術が必要になる。動静脈奇形からの出血を防止するためには、可能ならば手術による奇形摘出を行う。摘出が危険を伴う場合には、ガンマナイフなどの放射線治療が行われているが、いかなる治療も困難なため経過を観察せざるを得ない場合もある。

【排尿困難】

遷延性排尿困難 : 排尿開始までの時間の延長
苒延性  〃  : 排尿時間の延長

【非定型精神病薬】

非定型精神病薬(リスパダール、ジプレキサなど)を投与された高齢の認知症患者では、プラセボに比し、死亡率が1.6〜1.7倍高かったとの外国での報告がある。

【ニトロダームTTS】

ジアテルミー(高周波療法)で、発熱する危険あり。

【コレバイン】

嚥下障害のある患者では投与しない。
誤って気道に入ると、本剤が膨張して呼吸困難がおきた症例がある。

十分量(約200ml)の水で内服する。お湯では膨張して服用できなくなることがあるので、常温の水か冷水で服用する必要がある。口の中に長く留めていると、膨らんで服用できなくなる場合がある。のどの奥に残った場合は、さらに水を飲んで、のどに残らないようにする必要がある。

【インターフェロンαと副作用】

インターフェロンα治療には、筋炎、肝炎、血栓性または特発性血小板減少性紫斑病、乾癬、慢性関節リウマチ、間質性腎炎、甲状腺炎、全身性紅斑性狼瘡といった自己免疫疾患の発現や悪化がこれまで見られてきた。

FDAは、閉経後5年以上経過した低骨量女性の骨粗鬆症治療薬としてサケカルシトニン[rDNA由来]経鼻スプレー(商品名Fortical、Unigene Laboratories社製造)を承認した(2005年8月12日)。
十分な量のカルシウム(1,000mg/日以上)とビタミンD(400IU)の併用が推奨されている。

【緑内障】

日本では緑内障のうち、正常眼圧緑内障(NTG)が約60%を占める。

【加齢性黄斑変性】

加齢黄斑変性症の原因物質は、アルツハイマー病と同じたんぱく質「ベータ・アミロイド」(Aβ)であることがわかった。

加齢性黄斑変性(AMD)は米国では失明の原因の第1位

日本では推定43万人。先進国の多くで失明原因では最多。

【ラテックスフルーツ症候群をきたす果物】

アボガド、バナナ、キウイ

腹部大動脈瘤において、大動脈ー下大静脈瘻(AV fistula)の合併頻度は、非破裂例0.3〜1.3%、破裂例2.3〜4.3%との報告あり。

【歯周病】

・歯周病菌が「バージャー病」の発病や悪化に関係している可能性がある。

・歯周病が進行していると、冠疾患になる確率が3倍以上高くなる。

・糖尿病患者では、歯周病が改善すると血糖値が安定してくる。

・血液中の歯周病菌の炎症反応が子宮を収縮させたり、胎児の成長に影響を与えることがある。
 歯周病による早産のリスクは歯周病でない場合のなんと7倍!

【変形性膝関節症】

ドキシサイクリン100mgを1日2回投与(30ヶ月間)で、プラセボに比し、膝関節裂隙平均減少幅は40%少なかった。関節痛の軽減は得られなかった。

【骨粗鬆症】

5例に1例は男性である。

脳卒中発症1年以内の患者では、非発症者に比べ、非脊椎骨折の頻度が6〜7倍高い。

【骨粗鬆症と骨折】

大腿骨頚部骨折は、70歳までは内側骨折が多く、70歳以上は外側骨折(転子部骨折)が多い。
夏に少なく、冬に多い。

大腿骨頚部骨折の73%が屋内で受傷し、橈骨遠位端骨折の70%が屋外で受傷する。

白人やハワイ在住日系人と比べ、日本在住の日本人では転倒の頻度が少ない
ベッドで寝る人より布団で寝る人の方が転倒の頻度が少ない。

橈骨遠位端骨折の頻度は60歳代以降では増加しない。骨折部位は左手が多く、ADLのよい患者で骨折頻度が高かった。

上腕骨近位端骨折は、体重減少があったり、外出の頻度が少ない人で多い。年齢が高くなるほど頻度が増える。

白人に比べ、アジア人では大腿骨頚部骨折の頻度が少ない。
日本人では白人に比べ、椎体骨折の発生率が高い。

大腿骨転子部は海綿骨が優位。大腿骨頚部では8割が皮質骨。

【心の拡張不全】

関連する因子:順番に、HCM、貧血、心房細動・粗動、HT、年齢。
β遮断薬投与:NYHA分類が改善、BNP↓、運動耐容能改善する。特に虚血性心疾患合併例で顕著。

慢性アル中に酒をやめさせるより、禁煙指導の方が好きです。

タバコにもいい面があります。喫煙者では生涯の年金支給額が少なくてすむそうです。
ですので、喫煙者には、「タバコ吸う人は、年金の額が少ないので国にとってはいいみたいですね〜」と指導します。

【スポーツ医学】

両手じゃんけん。
遅筋(赤身)、速筋(白身)
日本人の平均は遅筋が55%、速筋が45%。

ウォーキングでは速筋が衰える。→座位での、毎日、1日1回、3秒間だけの速い足ふみで、速筋が鍛えられる。

ベッドレスト3週間で、下肢の筋肉は15%くらい細くなり、筋力も20%低下する。腕の細さはほとんど変わらない。
1週間ベッドレストすると、元に戻るのに3週間かかる。

アイソメトリクス
・首の筋力アップ
両指を組んで手のひらを頭の後ろに当てて、両手で頭を前に押し、頭で手を後ろに押し返す。7秒間。息をはきながら行う。
・肩の筋力アップ1
胸の前で手のひらを合わせ、肘を少し上げて流手を思い切り押し合う。7秒間。
・肩の筋力アップ2
指と指を引っ掛けて、指を離さないまま思い切り引っ張る。
・おなかの筋力アップ
椅子に座って、両手を重ね、重ねたまま右膝において、上半身は少し背を丸めるようにして前かがみになる。右足を床から離すように宙を浮かせ、右足を宙に浮かせたまま両手で足を思いっきり下にお酢。

走るよりも歩くほうが、2倍腹部の脂肪(内臓脂肪)が減る。
「その場歩き」:家の中で空調のきいた部屋で、ただひたすらその場で歩くだけの運動。脚は高めに。呼吸が苦しくない程度に。汗はごくわずか、じわっとかくくらい。

ストレッチは脳を刺激する。

【ベータアミロイド】

アルツハイマー病、加齢黄斑変性症の原因物質。

【家庭血圧計】

3世帯中1世帯に普及している。
家庭血圧では135/85以上が高血圧。(診療所の血圧は140/90以上)

【HOT 在宅酸素療法】

HOTの患者数は2002年で11万人(日本)。
一般に安静時のSO2が90〜93%になるように流量を設定する。PPHでは95%を維持するのが大切。
II型呼吸不全ではカプノメーターでEtCO2(もしくは血ガスでPaCO2)を測定する。
労作時では、間質性肺炎や肺気腫では、SO2が90〜93%を維持できる酸素投与量にする。
労作時は安静時の2〜3倍の酸素吸入を)行っても、CO2ナルコーシスをおこす心配はない。
肺結核後遺症では、夜間の低酸素血症をきたしやすい。24時間SO2モニタリングが有用。
慢性呼吸不全のHOT患者のうち、肺気腫の74%、肺結核後遺症の35%に、特発性間質性肺炎の35%に栄養障害があり、多くはアミノ酸インバランス(BCAA/AAAの低下)がみられる→分枝鎖アミノ酸の投与がよい(16g/dayなど)。
慢性呼吸不全の必要カロリーのストレス係数は1.3で計算する。
肺気腫では喫煙継続で1年間に1秒量が平均60ml低下する(健常者の2〜3倍速い)。禁煙継続で2年たつと、1秒量の低下が健常者と同等になる。
慢性呼吸不全患者では、四肢の骨格筋が萎縮する。運動開始後、すぐに嫌気性呼吸になる。
一部の禁忌例を除いて運動療法が有用。
運動療法では最初は最大心拍数(220−年齢)の60%程度からはじめる。Borg scale3(中等度の息切れ)を感じるレベルを目安に実施する。30分以上の持続歩行が目安。
COPDでは、気道の副交感神経が過緊張で、高齢者ではβ受容体が減少しているので、抗コリン薬の吸入が第一選択。
PaCO2>60なら、非侵襲的人工呼吸法(NPPV)の導入を検討する。

【抗生剤の皮内テスト】

抗生剤の皮内テストは、蕁麻疹型アレルギーの原因検索法で、麻疹型薬疹の発症予測には無効である。

【鍼灸が効果的な場合】

癌性疼痛などの癌患者の苦痛軽減。糖尿病性末梢神経障害の疼痛、帯状疱疹後神経痛、椎間板ヘルニアの疼痛、ベル麻痺、緊張型頭痛、シェーグレン症候群、肩こり、腰痛、つわり、歯痛、手術後や化学療法による悪心嘔吐、膝関節痛、手根管症候群、人工透析患者の痛みやかゆみの緩和、

【高Ca血症の原因】

高Ca血症の原因の90%は、副甲状腺機能亢進症か悪性腫瘍

腰痛と食欲低下と全身倦怠感→癌の腰椎転移による高Ca血症の可能性あり。高齢者では多発性骨髄腫の可能性あり。

【糖尿病の運動療法】

運動中はインスリン作用とは異なる経路で糖輸送担体(GLUT-4)のトランスロケーションがおき、ブドウ糖が取り込まれる。また、運動の継続により、GLUT-4の数が増加する。

新薬2005/12
プラビックス(硫酸クロピドグレル)がまもなく発売予定

ロキソニンパップ

H17年3/25以降は、輸液ポンプの規格が厚生省から告示され、1mlあたりの滴数は、20滴、60滴の2つの規格になった。

【脳卒中片麻痺回復の経過まとめ】

中等から軽度の患者の平均回復曲線は6ヶ月までにプラトーとなることが多い。
当初重度の麻痺で、改善が少しずつ起こっている患者では発症後1年以降も改善を続ける例がある。
どのような条件のもとで1年以降の改善が大きくなるのかは、年齢なども関係するとは思われるか、詳細はわかっていない。
慢性期患者においてもConstraint-induced movement therapyが麻痺の改善をもたらすことからは、使用頻度が麻痺の改善に寄与することが考えられる。ただし、その程度は不明である。
軽度麻痺の残っている患者がさらに1年以降に回復しているかの検討は、ごく軽度の麻痺の程度を的確に測定する方法がないこともあり、なされていない。

旧厚生省は72年と85年、医師を雇用する際の身元確認について、卒業証書と医師免許の原本で行うよう全国に通知。保険医としての登録も、原本による本人確認が原則だ。

【川崎病】

2004年の川崎病患者は約1万人

【中皮腫】

2004年に中皮腫で死亡した人は953人

【ACEIやARBは抗不整脈薬】

ACEIやARBは、PAfの発作やPVCを減らす

H16年の医療費31.4兆円のうち、医科診療所は7.6兆円、調剤薬局4.2兆円、歯科診療所2.5兆円。
1施設あたりの年間医療費は、医科診療所9191万円、調剤薬局9432万円、歯科診療所3722万円。

レプチン:食欲抑制ホルモン
グレリン:食欲増進因子

DES
http://www.jnj.co.jp/e-johnson/contents/is/articles/DES_Comedical.pdf


2003年10月に愛知県内の2、3次救急医療施設にアンケート(回答は93施設)したところ、採血の際、消毒にエタノールを使っていると答えた病院は57%。エタノールが揮発するのを待って採血する病院は、ほとんどなかった。

【アスベストと喫煙と肺癌の頻度】

アスベスト暴露(-)、喫煙(-):1倍
アスベスト暴露(-)、喫煙(+):10.8倍
アスベスト暴露(+)、喫煙(-):5.2倍
アスベスト暴露(+)、喫煙(+):53.2倍

【BEEの活動係数】

寝たきり 1.0
歩行可能 1.2
労働   1.4〜1.8

【甲状腺ヨード摂取率測定、または放射性ヨードシンチ】


ヨード制限が必要

ヨード制限とは、1週間、海草類(昆布・昆布だし・のり・わかめ・ひじき・ところてん等)、だしを使用した和食(うどん・すし・丼等)、ヨードの薬(ルゴール・イソジンガーグル・ダンリッチ等)をとらないで来ていただくことを言います。
(注:検査には多少時間がかかりますので、必ず朝食を食べて来てください。)

この検査は来られた日と、その翌日の2日間かかることがあります。

クレストール
2.5mg、5mg(174.6円)
ロスバスタチン

内科とうつ病:m3掲示板より
学生時代に内科患者の60%以上に抗うつ薬が有効である。
と習ったことがありますが、実際それ以上と思います。
付け焼刃的な知識ですが、パキシルを内服して脳内セロトニン濃度を測定してみると内服して最初は逆にセロトニンは減少し、3日目に一番低下するので臨床症状的な山があり、 その後徐々に漸増し、2から3週間して有効値まで上昇するとありましたが、まさにこの説明なしで処方しますと皆さん判でついたように3日目に”この薬を飲んでかえって調子が悪くなった”と投げ捨て行きます。ですから私は図解したメモを患者さんに渡して、これを壁に貼って3日目の山を乗り越えて、だまされたと思って2週間は最低飲みましょう とつたえると脱落するケースが減ります。また自分も実際内服してみて最初の一週間ほどはなんともいえない嘔気がありますが、これは"脳みそが上昇したセロトニンにびっくりする期間で、自然になれます"と説明しています。他尿閉まではなりませんでしたが、神経因性膀胱様となり、尿勢が低下して”ちょろちょろ”としかでないとか、小用の構えを取ってから実際に出てくるまで時間がかかるなどの副作用は経験しました。個人差あることを考慮すれば尿閉になることもあるでしょう。また眠気はたいしたことありませんでし た。また連用すると体重が増えてくる方が多いです。脳内セロトニン濃度が上昇することを考えると"イライラして小さなことでかっとなる"ことがなくなりますし、セロトニン過剰になれば不眠となることもあるでしょうから、適量が問題になるでしょう。

【クラリスロマイシン】

クラリスロマイシンおよびエリスロマイシンはシトクロムP450酵素系の3Aイソ酵素サブファミリーの基質かつ阻害薬である。

FDAが受理した市販後報告書は、エルゴタミンまたはジヒドロエルゴタミンとクラリスロマイシンとの併用は臨床的に重大なCYP3A薬剤相互作用を引き起こし、急性麦角毒性が生じる可能性があることを示している。こうした症例には、中枢神経系を含み、四肢などの組織の血管攣縮および虚血という特徴が認められてきた。したがって、クラリスロマイシンとエルゴタミンまたはジヒドロエルゴタミンとの併用は禁忌である。

また、FDAは、特に高齢者において、クラリスロマイシンの併用投与によるコルヒチン毒性の市販後報告を受理した。これらの事象の一部は腎機能不全患者に発生している。

【皮脂欠乏性湿疹】

入浴後3分以内に軟膏をぬるとよい(3分ルール………3秒ルールではありません(^_^;)

【アトピー性皮膚炎】

抗ヒスタミン薬の内服の併用を考慮する

かさぶたをふやかすのにアズノール。
ヨクイニンはイボとり地蔵並には効きます。

【疥癬】

疥癬は、皮膚生検しても50%程度しか陽性にならない。

「治りにくい『あせも』を見たら疥癬を疑う」

要介護5で介護療養病棟入院で、1ヶ月約44万円→1日では約1.5万円。

酸素の値段(当院)
1L=0.55円。
1L/minで、1日吸入すると(1440L)→792円。
2L/minで、1日吸入すると、1584円。
3L/minで、1日吸入すると、2376円。
5L/minで、1日吸入すると、3960円。

ペントシジン
非糖尿病患者を対象とした初期腎症診断における検討では、血中ペントシジン濃度測定は尿中アルブミン、尿蛋白、血漿クレアチニンなどの検査マーカーに比較して最も高い診断感度を示した。

従って、本検査の対象患者は非糖尿病で腎機能の低下が疑われる者(尿蛋白(+)以上又は尿蛋白(-)で尿潜血(±)以上)のうち、血中のクレアチニン値<1.5mg/dL、尿素窒素値正常範囲の者となった。

MTXの副作用
用量依存的にみられる副作用:口内炎、消化器障害、肝障害、骨髄抑制
口内炎や、肝障害は葉酸5mgを週1回投与で改善することが多い。
骨髄抑制は、MTX休薬とロイコボリン救援療法が必要。

用量に関係なく出現する副作用:間質性肺炎

MTXでの間質性肺炎:頻度は1%、投与開始後1年以内に出現することが多い、アレルギー性機序が推定されている、急速進行性で早期診断・治療ができないと呼吸不全となる、呼吸困難のわりに胸部X線の変化が軽度、間質性肺炎を疑ったらMTXを休薬しステロイド大量投与、早期発見で予後は良好。既存の肺障害がある場合に発症しやすい。

高カロリーの油脂を摂取直後に「脳内麻薬」

高カロリーの油脂を多く含む食べ物がやめられない原因として、摂取直後に大量の「脳内麻薬」が分泌され、快感を感じる仕組みがあることを、京都大大学院農学研究科の伏木亨教授らの研究グループが18日までに、突き止めた。

 同じ快感レベルの低カロリー油などができれば、肥満防止や改善につながる可能性もあるといい、注目を集めそうだ。26日に京都市で開かれる日本農芸化学会で発表される。
2006年3/18
[時事通信社]

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