「外貨について」 外貨では、外貨預金や外貨MMFでなく、外貨FX、特に「くりっく365」がおすすめです!! 外貨の利益=為替変動の利益+利子の利益 外貨の欠点:「為替変動」のリスクがある。 外貨の利点:利率が高い。為替差益がとれることがある。 2006年3月時点では、長期保有の目的で外貨を購入する(外貨の買い/日本円の売り)には、おすすめできない時期です。 数年に1回くらい、「ホット」な時期があります。要するに、想定以上に円高の時です。このようなチャンスははずさないようにしましょう。ローリスク・ハイリターンが期待できます。 例えば、オーストラリアドル(豪ドル)では、1995年4〜6月、2000年10月〜11月などの時期です。 2000年11月に、1豪ドル=57円で100万円投資して、2005年12月に1豪ドル=90円で解約し、年間利回り5%、利子の税率20%とすると、2005年12月には192万円になります。つまり5年1ヶ月で92%、年平均で13.7%の上昇です。 米ドルへの長期投資は、1ドル≦110円、できれば1ドル≦105円がおすすめです。 外貨の商品には、いろいろありますが、 「外貨預金」 「外貨MMF」 「外貨FX (外国為替証拠金取引)」 「外貨の債権」 「外貨の債権の投資信託」 などがあります。 【◎外貨FX vs ○外貨MMF vs ×外貨定期預金】 外貨定期預金は、絶対に避けましょう!!! 銀行がぼろもうけするだけです。ぼったくりです。 外貨定期預金は、FXと比較すると、利率がずっと低く、スプレッド(売値と買値の差)が非常に大きく、流動性が低いという、ダメダメ商品です。 ベストは外貨FXです。とくに、「くりっく365」がおすすめです (^o^)♪ 外貨MMFはまずまず(外貨定期預金と外貨FXの中間)といったところですが、2007年11月時点では、外貨MMFよりも外貨FXがやや有利です。 外貨FXでレバレッジ1倍にすれば外貨MMFよりもローリスク・ハイリターンです。ただし、日銀の金利が0.75%以上になった場合は長期投資においては、レバレッジ1倍のFXよりも外貨MMFの利率が高くなります。日本の金利が0.50%の場合は利率はほぼ同等ですが、FXの方がスプレッドが小さく有利です。 ただし、外貨FXでは1万通貨単位(例えば1万米ドルなど)でしか取引できないので、5000米ドルだけ取引したいとか2000ポンドだけ取引したいという人は、外貨MMFを利用するとよいでしょう。 また、外貨に分散投資したいが、いろんな通貨のMMFを組み合わせるのが面倒なときは、「グローバル・ソブリン・オープン(1年決算型)」などの外貨の債権の投資信託にしましょう。 【外貨FXと、くりっく365】 外貨FXには、 くりっく365の業者(三貴(さんき)商事、スターアセット証券、リテラ・クレア証券、コスモ証券など)と、 くりっく365に参加してない業者(外為どっとコム、ひまわり証券、トレイダーズ証券など) があります。 (PS:イートレード証券のFXだけは絶対に絶対に絶対にやめましょう!!!。スワップが極端に低いです。) 外貨FXをするなら、「くりっく365」の業者がおすすめです (^_^)v ♪ くりっく365の利点として、 (1) スワップポイント(利率)が高い (2) スプレッド(買値と売値の差)が小さい (3) 申告分離課税(税率20%)であり、損失は確定申告すれば3年間繰越できる などがあります。 くりっく365に参加していない業者では、為替証拠金取引における利益は雑所得として総合課税の対象になります。例えば所得金額が700万円超900万円以下の人では税率(所得税・市町村民税・都道府県民税の合計)が33%、所得金額が900万円超1800万円以下の人では税率が43%、所得金額が1800万円超の人では税率が50%です。 一方、くりっく365の業者では、為替証拠金取引における利益は税率20%の申告分離課税です。また損失は3年間繰り越すことができます。 →参考ページ1、参考ページ2 ただし、主婦などで給与所得などがない or 少ない方で、FXでの利益の予想額が低い人は、雑所得としての課税した方が税率が低くなりますので、この場合はくりっく365の業者でなく、外為どっとコムなどの業者がよいかと思います。 くりっく365対応の証券会社では、スワップポイントやスプレッドは同一です。 くりっく365の欠点としては、米ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円、スイスフラン/円、カナダドル/円、ニュージーランドドル/円しか扱っておらず、最近話題の南アフリカランドや、利率が異常に高いハイリスク・ハイリターンのトルコリラなどは扱っていません。 ちなみに私は、コスモ証券と三貴商事に口座を開設しています。 パソコン・携帯電話での操作性は、ほぼ同一で、使いやすいです。 両者を比較して、手数料が安い三貴商事がよいと思います。 【くりっく365の業者と手数料】 2007/5/18更新 1万通貨あたり、片道、税込の手数料の比較と、携帯取引(imode、EZweb、Vodafone live)の有無を一覧表にしました。
福岡証券取引所上場のスターホールディングスの子会社がスターアセット証券です。 コスモ証券は東証1部上場です。 【外貨FXのおすすめの本】 FXは、「外貨買い」だけでなく「外貨売り(つまり空売り)」で開始することも可能です。 IFD、OCO(いわゆるW指値、ツイン指値)、IFD-OCOなどの注文も可能で、やる前には少し勉強が必要です。 外貨FXについてのおすすめの本は、 阪大医学部卒で内科認定医である田平雅哉先生の書かれた、 (1) <ドクター田平の株よりローリスク! 1万円からできる>外貨で3000万円儲ける法 (2) 田平雅哉のFX「スイングトレード」テクニック それから、今井雅人(マット今井)師の (3) 外国為替トレード 勝利の方程式 です。 (1)は初心者向けの本ですぐに読めます。 (2)は(1)よりも少し内容が濃く、一般的なテクニカル分析の面からも読み応えがあります。 (3)はファンダメンタルな要因や為替トレーダーの考え方などなどFXするのに知っておくべきことが書かれています。FXを始める方は必読です。大事なところにボールペンで線を引きましょう (^_^)。 書籍の売れ筋ランキング(アマゾンより) →「債券・為替・外貨預金」カテゴリーの売上ランキング →「FX」の売上ランキング →「為替」の売上ランキング 【スプレッド】 表は、H18年3月31日現在の、外貨FX(くりっく365)、外貨MMF(野村證券)、外貨定期預金(1年もの、三菱東京UFJ銀行)のスプレッドです。 スプレッドとは、買値(ビッド)と売値(アスク)の差です(単位円)。 例えば「ドル/円 110.22−110.27」なら、買値=110.22円、売値=110.27円、スプレッド=0.05円です。 ごらんのように、FXではスプレッドは非常に小さいですが、外貨定期預金は信じられないくらい大きなスプレッドがあります。外貨定期だと、買って売るだけで、例えば豪ドルでは4円も損します...。 * スプレッド *
【利率(年率)】 表は、H18年3月31日現在の、外貨FX(クリック365)、外貨MMF(野村證券)、外貨定期預金(1年もの、三菱東京UFJ銀行)の利率です。 表のように、利率はよい順に、FX>MMF>外貨定期預金です。
利率が高いのは、NZドル>豪ドル>米ドル>英ポンド>カナダドル>ユーロ>スイスフラン 【為替相場の変動性】 2007/1/13 1994年6月〜2006年10月の月足で、各通貨の変動性を調べてみました。
この値が高い程、変動性が大きいといえます。 高い順に、NZドル0.154>豪ドル0.124>ポンド0.114、カナダドル0.112>スイスフラン0.104>米ドル0.094 指標2=最高÷最低 高い順に、NZドル=88.48÷41.97=2.108>ポンド=240.96÷129.37=1.863>米ドル=147.66÷79.75=1.852>カナダドル=106.35÷58.24=1.826>豪ドル=100.05÷55.52=1.802>スイスフラン=100.85÷58.83=1.714 いずれにおいても、NZドルは変動性が高く、スイスフランは変動性が低い。 米ドルはオーバーシュートしやすく、豪ドルはしにくい。 −−−−−−−−−−−− ユーロ誕生後の1999年1月〜2006年10月の月足で、各通貨の変動性を調べてみました。 ちなみに、株と為替の変動性の違いをみるために、日経平均の変動性ものせました。 これをみると、株(日経平均)の変動性は高いことがわかります。NZドルがそれに続き、ユーロ誕生後はポンドや米ドルの変動性が低いということがわかります。
円高時に買うのは、NZドル>豪ドル or 英ポンド or 米ドルの順におすすめ。 利率が高く、変動性が高い通貨がおすすめです。 円安時に空売りするのは、利率が低いスイスフランがおすすめ。 外貨の空売りはマイナスのスワップがつくので慎重にしましょうね! 【外貨長期投資のときの買い時と売り時】
【各通貨の過去のデータの分析】 (1) 米ドル/円 1990年1月〜2006年4月の月足で、米ドル/円相場の平均と標準偏差を求めてみました。 (週足でも月足でも、平均、標準偏差はほぼ月足で求めたものとほぼ同等でした) 平均=117.2円、標準偏差(SD)=13.6円。 平均+2SD=144.4円 平均+ SD=130.8円 平均 =117.2円 平均− SD=103.6円 平均−2SD= 90.0円 高値は1990年4月の1ドル=160.2円→→→「+3.16SD」 安値は1995年4月の1ドル= 79.7円→→→「−2.75SD」 (2) ユーロ/円 1999年1月〜2006年8月の月足 平均=123.2円、標準偏差(SD)=14.4円。 平均+2SD=152.1円 平均+ SD=137.7円 平均 =123.2円 平均− SD=108.8円 平均−2SD= 94.4円 高値は2006年 8月の1ユーロ=150.7円→→→「+1.91SD」 安値は2000年10月の1ユーロ= 88.9円→→→「−2.37SD」 (3) ポンド/円 1992年1月〜2006年8月の月足 平均=185.3円、標準偏差(SD)=23.1円。 平均+2SD=231.5円 平均+ SD=208.4円 平均 =185.3円 平均− SD=162.1円 平均−2SD=139.0円 高値は年月の1ポンド=250.7円→→→「+2.83SD」 安値は年月の1ポンド=129.3円→→→「−2.42SD」 【外貨の相関(1999年1月〜2006年8月)】 2006/9/19 gaikasoukankeisuu.xlsにまとめましたが、 (1) 米ドルは他通貨と相関が低い。 (2) 「スイスフラン・ユーロ・ポンド」は相関が高い。 (3) 「豪ドルとNZドル」は相関が高い。 また、「スイスフラン・ユーロ・ポンド」と「豪ドルとNZドル」と「カナダドル」の通貨も比較的相関が高いです。 ポンドと高い相関 : ユーロ>スイスフラン>NZドル>豪ドル>カナダドル カナダドルと高い相関 : ポンド>豪ドル>ユーロ>NZドル>スイスフラン 豪ドルと高い相関 : NZドル>ユーロ>ポンド>スイスフラン>カナダドル NZドルと高い相関 : 豪ドル>ユーロ>スイスフラン>ポンド>カナダドル スイスフランと高い相関 : ユーロ>ポンド>NZドル>豪ドル>カナダドル ユーロと高い相関 : スイスフラン>ポンド>NZドル>豪ドル>カナダドル ちなみに、直近5日・25日・100日・200日分の外貨の相関は、サイバーフォレックス相関表で見られます。 【原油高と為替相場】 2006/4/30記載、2008/3/22更新 MSNマネーの記事に、原油高と為替相場の関係についてのっています。 原油高のときに買われやすい通貨は、 (1)カナダ (2)オーストラリア (3)英ポンド (4)ユーロの順。 ただし、英国の北海油田はほぼ枯渇しているので、今後は原油高では逆に売られやすくなるでしょう。 原油高のときに売られやすい通貨は、 (1)米ドル(2)日本円の順。 よって、原油高のときのよいポジションは、『カナダ買い・円売り』 or 『カナダ買い・米ドル売り』などがおすすめ。 円ドル相場は、6対4くらいでやや円高ドル安になりやすいが、市場の反応はまちまちなので、『円買い・米ドル売り』のポジションはおすすめできない。 →→→NY原油の日足チャート 【有事のスイスフラン買い】 【有事のドル売り】 世界的な戦争やテロの時は、スイスフランが買われる。 状況が落ち着けば、スイスフランは売られる。 以前は「有事のドル買い」といわれていたが、911事件以後は「有事のドル売り」になっている。 911事件の前後では、NZドル↓、豪ドル↓もみられた。 【キャリートレード】 低金利通貨(円・スイスフラン)を売り、高金利通貨(NZドル、豪ドル、ポンドなど)を買うこと。 ヘッジファンドなどがキャリートレードを手仕舞いやポジション調整するときに、それまで円安(スイスフラン安)だったのが円高(スイスフラン高)にふれることがある。 【通貨の愛称】 豪ドル=オージー NZドル=キウイー CHF=スイスフラン=Confoederatio Helvetica Fran スイス連邦をラテン語でいうと、「Confoederatio Helvetica」とのこと。 【各国の中央銀行の略語】 FRB=Federal Reserve Board=連邦準備制度理事会(米国) ECB=European Central Bank=欧州中央銀行 BOE=Bank of England=イングランド銀行=英国中央銀行 SNB=Swiss National Bank=スイス中央銀行 BOC=Bank of Canada=カナダ銀行 RBA=Reserve Bank of Australia=豪州連邦準備銀行 BOJ=Bank of Japan=日本銀行 FRBは私企業であり、米国政府はFRBの株を持っていない。FRBの株は、ロスチャイルド銀行・ゴールドマンサックスなどロスチャイルド系の銀行がほとんど所有している。ロスチャイルド系列以外では、JPモルガン・チェースが所有している。 【FXと税金】 野村雅道の今週の戦略の2007年12月16日の記事の、3.為替と野球「為替の税金の複雑さ」によると、 「為替の税金の複雑さ」 為替の税金は複雑だ。5種類あると思う。 (1)くりっく365のような申告分離で20%のもの 雑所得のもので、 (2)元本の評価が実現益となっているもの (3)評価益となっているもの (4)スワップ金利も実現益となっているもの (5)評価益となっているもの にわかれています。 くりっく365を除くと、各FX会社のホームページをみても、どれに該当するのかを理解するのに、かなり時間がかかります。 どこかに、税金についてまとめているサイトはないのでしょうか??? 【その他】 豪ドル、カナダドルは商品市場(コモディティー価格)と相関性が高い。 商品価格が上昇する時に、豪ドルやカナダドルは上昇しやすい。 NZドル(農業国)も、豪ドルと連動しやすい。 カナダはイラクに派兵しなかった国である。 カナダは貿易の対米依存率が約70%と高く、米国経済とカナダ経済は連動しやすい。 月末(毎月25日頃)には、原油取引などの決済で「米ドル売り・カナダドル買いの需要」がみられる。 ゴールデンウィーク・夏休み・お正月などの前には、日本人が海外に出かけるために、円を外貨に換えるので、円安になりやすい。 12月はドル高になりやすい 米国の企業は12月決算の会社が多く、12月になると海外の現地法人から本国に利益を送金する動きが集中して、ドル買いが発生するので、12月15日頃をピークにドル高になりやすい。 為替相場の予想(日興) 予想(希望?)は約50%の確率であたるのでは、と思っています。 為替相場は上がるも下がるも五分五分と思っておくとよいです。 2006/5/1の予想 2006/5月、2006/6月、2006/7〜9月 米ドル:108〜115、105〜115、100〜115 ユーロ:139〜145、140〜147、140〜147 豪ドル: 83〜89、 85〜93、85〜94 NZドル: 70〜77、 70〜78、69〜77 2006/7/3の予想 2006/7月、2006/8〜9月 米ドル:108〜117、100〜115 ユーロ:142〜147、140〜147 豪ドル: 83〜93、 85〜94 NZドル: 67〜75、 67〜75 2006/8/1の予想 2006/8月、2006/9月、2006/10〜12月 米ドル:108〜115、100〜115、100〜113 ユーロ:142〜149、140〜147、140〜147 豪ドル: 85〜94、 85〜94、87〜95 NZドル: 67〜75、 67〜75、67〜75 2006/9/1の予想 2006/9月、2006/10〜12月、2006/1〜3月 米ドル:105〜118、 100〜115、 95〜110 ユーロ:145〜151、 140〜149、 140〜147 豪ドル: 85〜94、 87〜95、 85〜97 NZドル: 67〜78、 67〜75、 65〜72 |