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「株式異銘柄サヤ取り」の基本


「株式異銘柄裁定取引」「サヤ取り」「さや取り」「鞘取り」。 
別名「ペアトレード」「ストラドル」「株式ロングショート戦略」「株式マーケット・ニュートラル戦略」

【サヤ取りリンク集】
株のさや取り実践ノート:初心者にもわかりやすいです
株式異銘柄サヤ取りシミュレーション
Next Society Forum
株式投資戦略研究所
SPS研究所(ストックスプレッド・シリーズ)
サヤ取り研究会SIGMA
サヤ取り研究会SIGMA2
Yahoo! 時系列データ
PanRolling
株価データ倉庫
銘柄スクリーニング
 ・新光証券
 ・トレーダーズ・ウェブ
MSN.マネー

逆日歩(トレーダーズ・ウェブ)
2ちゃんねる鞘取りスレ ログ置き場
株ぅのサヤ取り株式投資情報

【サヤとは...?】

「サヤ(鞘)=価格差」

株式異銘柄サヤ取りにおいては、2つの銘柄の株価の差を「サヤ」といいます。

つまり、   「サヤ=2つの銘柄の株価の差」  です。

例えば、2005/1/4の終値では、千葉銀行の株価=685円、横浜銀行の株価=648円ですが、
この時のサヤ=価格差=千葉銀行の株価−横浜銀行の株価=685−648=37円です。

2005/1/4〜2006/9/4の千葉銀行と横浜銀行のサヤのエクセルのワークシート

各々の銘柄の株価が上がり下がりすることで、「サヤ」は、大きくなったり、小さくなったりします。

↓下記は、2005/1/4〜2005/9/4の、千葉銀行と横浜銀行のサヤ(=千葉銀行の株価−横浜銀行の株価)のグラフです。
千葉銀行−横浜銀行のサヤグラフ
【サヤ取りとは...?】

(1) 「サヤ」が大きくなったときに、株価が上昇した銘柄を「空売り」し、同時に株価が下がった銘柄を「現物買い」する。
(2) その後、数日〜数週間して、「サヤ」が小さくなったときに、「空売り」していた銘柄を返済買いし、同時に「現物買い」していた銘柄を売却することで利益を得る。
という方法です。
(一般に)逆張りの方法です。

例えば、
2006/2/2:千葉銀行の株価=1062円、横浜銀行の株価=920円 →サヤ=1062−920=142円。
2006/3/2:千葉銀行の株価=952円、横浜銀行の株価=928円 →サヤ=952-928=24円。
ですが、

2006/2/2に、千葉銀行を1000株空売り、横浜銀行を1000株現物買いする (仕掛け)
2006/3/2に、千葉銀行を1000株返済買い、横浜銀行を1000株売却する (手仕舞い)
したとします。

手数料はややこしいので省いて考えると、
この取引で、
 千葉銀行で1000×(1062−952)=110,000円の利益
 横浜銀行で1000×(928−920)=8,000円の利益
合計118,000円の利益となります。

サヤから合計利益を考えると、1000×(142−24)=118,000円となります。


【両張りのため日経平均暴落のリスクがなくなります】

サヤ取りは、「A銘柄の空売り」と「B銘柄の現物買い」を同時に行う、いわゆる「両張り」です。
「両張り」することで、日経平均の上昇・下降によるリスクを排除できます。

日経平均採用銘柄においては、各銘柄の株価は、「日経平均に比例する部分+各銘柄の独自の部分」に分けて考えられます。

つまり、
 A銘柄の株価=日経平均に比例する部分+A銘柄独自の部分
 B銘柄の株価=日経平均に比例する部分+B銘柄独自の部分
とも言い換えられますので、

 A銘柄の空売り+B銘柄の現物買い
  =−(日経平均に比例する部分+A銘柄独自の部分)+(日経平均に比例する部分+B銘柄独自の部分)
  =B銘柄独自の部分−A銘柄独自の部分
となるので、サヤ取りでは、日経平均の上昇・下降のリスクが排除されます。

そのため、サヤ取りでは、日経平均が下落するような相場・BOX相場・上昇相場のいずれでも利益を得ることが可能な方法です。


【サヤ取りはテクニカル・トレード】

サヤ取りは、逆張りを2つ組み合わせたテクニカル投資です。
決算発表のときには、テクニカル指標の有用性が落ちるといわれていますので、決算発表の時期はポジションを持たないようにするのが大切です。


【必ず同時・成行で!  片張りにしないこと!】

サヤ取りにおいては、片張りにしないことが大切です。

銘柄Aを「空売り」するのと、銘柄Bを「現物買い」するのは、必ず
同時・・!」に「成行・・!」注文してください!。

・片張りにならないために、時間差で注文しないこと(1〜2分くらいの間隔ならOKです)。
・指値にしないこと(約定しないことがあるので)。


また、同様に、手仕舞いのときも、買いと売りを必ず、同時に、成行で、注文するのが大切です。
→→→必ず「両張り」にすることが基本です。


【注文する時間帯】

注文する時間帯は、「株式サヤ取り教室―安全有利な裁定取引」には、朝の寄付き or 昼の寄付きでするのがよいと書いてあります。

朝の寄付きでは「特売り」や「特買い」になる頻度が昼の寄付きよりも高く、寄りついた後の場中(ザラ場)では、売値・買値の差があったり、東証アローヘッド導入による超高速取引の影響があるので、個人的には「昼の寄付き」がおすすめです。

ただし、サラリーマンなどで(トイレ・トレーダーは除く)仕事が忙しくて日中の取引が難しい人は、朝の寄付きや場中の売買でもいつでもかまわないと思います。


【サヤ取りの利点】

・相場(日経平均)が急に下落してもあわてる必要がない。そのため精神的に落ち着きます。

 『本日の日経平均は前日比マイナス400円で始まりました』というような暴落や、東京大地震などのような天災の場合では、買いのみの片張りのポジションしか持っていない人では心臓が止まりそうになりますが、「サヤ取り」に関しては、かなり安心しておれます。


【サヤ取りの欠点】

・サヤが予想と反対に動いてしまうことがある(特に、予想外にストップ安やストップ高が連続したときなどや、片方の銘柄で大きな材料がみられた時など)
   → このようなときには「増玉」 or 「損切り」で対処します。
     詳しくは次のサヤ取りの銘柄の選び方の「増玉 or 損切り?」を読んでください。
 特に決算発表の時期には、サヤが予想外に動きやすいので、建玉する銘柄の決算発表の日付を事前に必ずチェックして、その日をポジションがまたがないようにするのが大切です。

・株価をエクセルに入力するのが面倒くさい
・手数料が2倍かかる。


【サヤ取りの元になる、株価データ(日足の終値)の収集】

(1) PanRolling相場過去データ ダウンロードページの「株式 各銘柄日足場帳ダウンロード」でダウンロードできます。
これをコピーして、エクセルで、「形式を選択して貼り付け」→「テキスト」でできあがりです。左から「日付」「始値」「高値」「安値」「終値」 「出来高」です。サヤ取りでは、終値のみ利用します。
ただし、2005/5/9のデータが欠けています (2005/5/9のデータを得るにはYahoo!ファイナンスを利用するとよいです。が、2005/5/9のデータが欠けていても大勢には影響ありません)。

もしくは、
(2) Yahoo!ファイナンスでチャートを表示させた時のページの右下にある「時系列」をクリック(Yahoo! 時系列データ)して、エクセルに貼り付ければできあがりです。
このままでは日付が上下逆さまですので、貼り付けた列を選択して、「データ」メニューの「並べ替え」で、「列A」昇順で、並べ替えできます。

サヤ取りでは、日足の終値のみ利用します。
好みにより、始値でもよいですが。


【場帳の作り方(例)】

2つの銘柄の日足の株価データをゲットした後は、場帳のファイルでサヤを計算します。

↓このエクセルのファイルは、東京電力と、アステラス製薬の場帳です。
saya_touden_astellas.xls
列Aは日付、列Bは東京電力の株価、列Cはアステラス製薬の株価。
このペアの場合、サヤ=東京電力×300−アステラス×200としてます。
列Dは東京電力×300の値、列Eはアステラス×200の値。
列Fがサヤ、つまり、東京電力×300−アステラス×200の値になります。


【手仕舞い方法と、株主優待】

株主優待の権利日の少し前頃に、サヤ取り銘柄ペアを手仕舞いする場合、株主優待をとれる方法があります。

ご存知の方も多いかもしれませんが、いわゆる「ツナギ」を利用する方法です。

空売りした銘柄、例えば、伊勢丹を100株空売りしていたのなら、手仕舞いのときに、「100株返済買い」でなく、「100株現物買い」とします。
100株現物買いした時点で、ポジションは、「伊勢丹100株空売り+伊勢丹100株現物買い」となります。そのままポジションを株主優待の権利日までキープして、権利日を越えたら、「現渡し」し、ポジションを解消します。これで、伊勢丹の株主優待がゲットできます。ただし、逆日歩には十分注意してください。

反対に、現物買いしていた銘柄の手仕舞いのときに、「現物売り」でなく、「信用売り」しても、同様に株主優待をゲットできます。


【サヤ取りと証券会社】

SBI証券などのように、手数料が安い会社がおすすめです。
また、1月に5ペア以上取引するような方では、コスモ証券のように、定額制の証券会社を利用するのもよいかと思います。


【SBI証券で手数料を安くする方法】

SBI証券のスタンダードプランで手数料を安くする方法ですが、「現物買い」でなく、「信用買い+すぐに現引」の方が手数料が安くなります。

「信用買い+すぐに現引」の手数料は、信用買いの手数料+1日分の金利となります(現引の手数料は0円)

どのくらい安くなるかというと時期により異なりますが、10万円の買いでは40円、20万円では81円、60万円では345円、100万円では310円、120万円では441円、160万円では954円程度安くなります。

→→→SBI証券の手数料改定があり、15万円以下の取引では信用買いでなく、現物買いの方がよくなりました。


【サヤ取りのおすすめの書籍】

栗山 浩先生の、「株式サヤ取り教室―安全有利な裁定取引」です。
 サヤ取りの基礎がしっかり書かれています。
 株式サヤ取りのマストアイテムです。
 初心者の方は、必ず熟読しましょう (^_^)

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→→→サヤ取りの銘柄の選び方へ続く...(^_^)v




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