ホームその他 > 整骨院・接骨院で健康保険を使って安価にマッサージを受けよう!

整骨院・接骨院で健康保険を使って安価にマッサージを受けよう!


柔道整復師がやっている整骨院や接骨院では、健康保険を使って、安価で肩こり・腰痛などのマッサージをしてくれるところがあります。

※保険がきいて柔道整復師という国家資格が施術を行う「整骨院・接骨院」と、無資格者でも誰でもできるが保険のきかない「整体」は全くの別物です。注意しましょう。

MBSの番組VOICE 「特命調査班 〜マル調〜「“格安整骨院”とは」より、
 体の節々や筋肉をほぐしてもらうマッサージ店。ふつう、腰痛とか肩こりなどの慢性的な症状をマッサージしてもらうと、全額自分でお金を払うというのが当たり前です。ところが、最近、「保険が使える」といって格安でマッサージを行う整骨院などが増えていると言うのです。今回「マル調」は、多発する不正請求の実態に迫りました。

 健康ブームとともに、最近街で増えている店がある。整骨院や接骨院と呼ばれる店だ。現在大阪府下にはおよそ6,000軒があり、年々増加している。整骨院は柔道整復師の国家資格を持つ施術者が、骨折や脱臼などの傷病を施術する施設だ。
 しかし整骨院の施術の中には、健康保険が使えるものと使えないものがある。骨折や脱臼など急性の症状には健康保険が使えるが、慢性の腰痛や肩こりでマッサージする場合は保険の適用はできない


 大阪狭山市にあるこの整骨院。今は閉院しているが、長年にわたり保険料の不正請求が行われていたという。

≪元従業員の女性≫
 「不正は当たり前のように、ほとんどというか、まるまるっていっていいほどされていた。ひと月ですごい金額を請求していた」
 「マル調」は、かつてこの店で働いていた従業員に話を聞いた。従業員によると、ここではマッサージ行為でも保険が適用されていたという。  さらに・・・

≪元従業員≫
 「出した『レセプト』の中で、不正していない『レセプト』はない」
 「レセプト」とは、医療機関や整骨院が保険請求する医療費の明細書のことだ。患者は整骨院に行くと窓口で自己負担分を支払い、保険請求は整骨院が行う。その際、「レセプト」に患者の症状や請求金額を書いて保険機関に提出する。「レセプト」には患者のサインが必要なのだが、この整骨院ではサインを偽造するよう指示されていたという。

≪元従業員≫
 「ゴム鑑の上だけ、名前の掘ってある部分だけのものを本みたいなもので保管していて、あいうえお順に全部ある。5,000人分ある。うすっぺらいゴムに名前が掘ってある、たった2ミリぐらいのゴム印。そのゴム印を指の先において『レセプト』にはんをおしていく」
 保険請求の月には、指先に印鑑のゴムの部分をつけて判をおしていく作業が続き、指先が真っ赤になったという。

 そして本来、こうした不正が見つかると、監督する都道府県は整骨院に対し保険請求の停止処分を出すのだが...。

≪元従業員≫
 「開設者も『自分でない』、院長も『自分ではない』、不正でとやかく言われても『自分は手を汚していない』と。柔道整復師の免許剥奪されるのは名前を貸してた若い先生方」
 実はこの整骨院、Aという人物が実質オーナーを務めていて、「レセプト」の書き換えなど不正請求の指南をしていたという。Aはこれまで5軒以上の整骨院をオープンさせ不正を繰り返していたが、ついに3年前、その1軒で保険請求の停止処分を受けていた。泉ヶ丘鍼灸整骨院だ。実はAは柔道整復師の資格を持っているにもかかわらず他の整復師に施術させ、違法な保険請求もやらせていた。このため処分されるのは他の整復師で、A自身は処分を逃れていたというのだ。

 「マル調」は事実を確認するため、渦中のAを直撃した。
≪マル調≫  「『レセプト』の書き換え指示はされたんですか?」
≪A≫    「『レセプト』の書き換えですか?ちょっと意味がよく分かりませんけど」

 これまでに、5軒以上の整骨院で実質オーナーを務めてきたA。元従業員の証言によると、少なくとも4軒で不正請求を行っていた。そこで「マル調」はAを直撃した。

≪マル調≫  「『レセプト』の書き換えについてお話聞かせてもらえませんか?」
≪A≫    「『レセプト』の件でちゃんと話をしますから連絡先をください」
≪マル調≫  「連絡先を教えますけど、あなたの連絡先を教えてもらえますか?」
≪A≫    「私の方から連絡します」
≪マル調≫  「絶対にしていただけます?」
≪A≫    「しますから」
≪マル調≫  「『レセプト』の改ざんは指示してないということですか?」
≪A≫    「『レセプト』って分かってないだろう?」
≪マル調≫  「分かってないから教えていただきたいのですけど」
≪A≫    「だから教えますから」
≪マル調≫  「絶対に連絡してもらえますか?」
≪A≫    「するって言ってるだろ、くどいね」

 しかし、この後Aから連絡が来ることはなかった。

 相次ぐ不正請求。処分後も施術を続ける者が、後を絶たないという。
 49人分およそ140万円分の保険を不正請求したとして、今年3月、大阪市内の整骨院が保険請求の停止処分を受けた。処分を受けたのは、この整骨院の院長で柔道整復師のBだ。ところが、そのBが再び同じ場所に違う名前で整骨院をはじめているという。「マル調」が整骨院にむかうと、たしかに看板にはホームページと同じBの似顔絵が描かれていた。そこに、似顔絵そっくりの男性が出勤してきた。Bだろうか。「マル調」は真相を確かめるため、肩こりに悩む女性と一緒にこの整骨院に入った。

 院内の奥にいる人物。やはりBに間違いない。どうやらもう1人別の柔道整復師をいれて、施術を再開したようだ。

≪B≫      「ガチガチですね、肩」
≪患者の女性≫  「そうですか」
≪B≫      「首があまりよくないですね」
≪患者の女性≫  「よくないってそういうことですか?」
≪B≫      「『ゆがみ』と言うと大げさだけど、首の骨の並びが悪い」
 悪びれる様子もなくマッサージを始めるB。

≪B≫      「もうここで9年(やっている)」
≪患者の女性≫  「気がつかなかったんですよね」
≪B≫      「前は緑の看板でした」
≪患者の女性≫  「あー、そうですか。今は地名だが、前はB整骨院」
≪B≫      「そうです、名前ですね」
≪患者の女性≫  「自分の名前なんですか?」
≪B≫      「はい」

 処分後、店の名前を本名から地名にかえていた。Bは保険請求の停止処分を受けているため、保険を使った施術はできないはずだ。そもそも「肩こり」なら保険施術は認められないのだが...。施術すること40分。
 領収書を見てみると...。しっかりと「保険分」と書かれている。どうやら、別の整復師の名前で保険請求をしているようだ。

 Bに確認すると...

≪マル調≫  「B先生ですね」
≪B≫    「はい」
≪マル調≫  「ここで院長されてますね?」
≪B≫    「そうです」
≪マル調≫  「保険施術に携わっていませんか?」
≪B≫    「僕は携わっていないです」
≪マル調≫  「携わってないんですか?携わって…」
≪B≫    「時間ないので」

 しかし「マル調」は、Bが施術をしているところをはっきり確認している。
 それでもシラを切るB。
≪マル調≫  「看板をかえて再開されたんですか?」
≪B≫    「僕は再開してません」
≪マル調≫  「再開されてるわけではないんですか?保険施術はやられてないということですか?」
≪B≫    「僕はね、鍼灸だけです」
≪マル調≫  「先生だけでもやられている時もありますよね」
≪B≫    「ないです」

 結局、Bは保険を使った施術は一切行っていないと言い続けた。

 後を絶たない整骨院の保険の不正受給。大阪府だけでも、過去5年間に不正請求などで指導を受けた件数はおよそ200件、返還命令を受けた金額は2億円に上る。

 この問題に詳しい近畿大学の浜西千秋教授は、整骨院の保険請求のやり方自体に問題があると指摘する。
≪近畿大学医学部 浜西千秋教授≫
 「肩こりを首のねんざだとか、腰痛の人は腰のねんざだとか称して、たくさん病名を作り上げては請求して、たくさんのお金を得ている、というところが一番の問題でしょう。みんな税金です。税金を奪い取られていってる。整骨院に」

 整骨院の増加とともにより根深く、より巧妙化する保険の不正請求。
 大阪府は今後、指導を強化していく方針だ。
2011/10/26放送

ホームその他 > 整骨院・接骨院で健康保険を使って安価にマッサージを受けよう!

 


【メール便可能商品】コスプレ ポリス コスチューム 制服 衣装 あす楽対応ポリス 警察 コスプレ...

ポリス制服(警察衣装)
【メール便可能商品】
価格:2,625円(税込、送料別)

    inserted by FC2 system